併用住宅とは?

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併用住宅の定義

併用住宅の定義

併用住宅とは“住まい”としての機能だけでなく「職」や「趣味」との融合をコンセプトとした住宅です。
例えば「住まい+医院」、「住まい+賃貸」、「住まい+店舗」などビジネス的な融合や、「住まい+ガレージ」、または「住まい+アトリエ」など、趣味との融合もできます。
クライアントの希望次第で様々なスタイルとなる住宅と定義が出来ます。

併用住宅の融合事例

医療経営型の併用住宅

居住エリアとは別に医療スペースを併用するスタイルです。医師、歯科医師、獣医師などの医療空間と住空間といった機能の異なる空間を1つの建物として融合させます。

職・住が隣接し、相互の距離間が近いため、「職」から「住」、「住」から「職」といったオンからオフ、オフからオンの精神的な切り替えがスムーズに行われる様に意識する事、また事業エリア(医療空間)はクライアントにとっては“生計を立てるエリア”ですので、クライアントと設計者との間で事業に対する相互理解はプロジェクト成功の可否を占う重要な設計ポイントとなります。

店舗経営型の併用住宅

居住エリアとは別に店舗スペースを併用するスタイルです。「集客」が計画のテーマなので通行人・地域へのアピールを意識したデザインは重要な設計ポイントの1つです。そのため、建物自体がそのエリアに馴染みつつも、シンボルとして成立する様な設計を意識します。
「カフェ」「飲食店」「美容室」「雑貨販売」「貸ギャラリー」「お花屋さん」「スクール」など、クライアントのビジネスに応じてコーディネートされるスタイルです。

賃貸経営型の併用住宅

居住エリアとは別に賃貸スペースを併用するスタイルで「事業型住宅」とも言えます。立地条件に大きく左右され、また資金計画も非常に重要な問題となります。

賃貸事業の目的もクライアントにより複数に分かれ、「相続税対策」、「住宅ローンの補助」、「家賃収入で生計を得るため」など様々です。エリアによっては「賃貸住宅は飽和状態」といったエリアも存在します。また区市町村、区域によって活用出来る助成金もあります。計画地域を様々な角度から検証した上で、慎重かつ、競争力のあるプランニングが求められます。

オフィス経営型の併用住宅

居住エリアとは別に事務所スペースを併用するスタイルです。SOHO型住宅と混同されがちですが、オフィス経営型の併用住宅は住空間と事務所空間を、はっきり切り離したスタイルとなります。
例えば、SOHO型住宅は居住空間内の1スペースにオフィス空間が存在しますが、事務所併用住宅は、1Fが工場、2Fが事務所、3Fが住宅の様な形として、はっきりと切り分けされているものとなります。

趣味志向型の併用住宅

居住エリアとは別に趣味・志向のスペースを併用するスタイルです。具体例としては、車ガレージ、バイクガレージ、アトリエ、ダンスルーム、音楽演奏室、バー空間、シアタールームなど数多く挙げられ、限定された種類で定義出来る建物ではなく、組み合わせ方はクライアントの意向次第となります。

アスリートの併用住宅

居住エリアとは別にアスリートに適したトレーニング・スペースを併用するスタイルです。トレーニングルームなどを併設する事で時間に捉われる事なく、自分のスケジュールに合った形でトレーニングメニューを効率良く取り組む事が可能です。“プレイヤーの競技レベル向上”を共通目的とした住宅スタイルです。

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